GGの挑戦

3Dプリンターライフを楽しんでいます

2022年!今年はアップグレードして更なる挑戦をします

今年の抱負

 新年明けましておめでとうございます。
昨年2月に格安3Dプリンター(Ender-3X)を興味半分で購入して以降、その魅力に憑りつかれ67歳のジジーがどっぷりとハマってしまいました。
事前の知識ゼロから、youtubeなどのネット情報を頼りにプリンターの改良を試みたり、色々な作品に挑戦したりと今も創作意欲は衰えていません。
Ender-3も今やEnder-3 S1へと更新され、これまで苦しめられた機器の調整や品質向上の取り組みをあざ笑うかのように進化しているようです。
基本のEnder-3は2万円以下、Ender-3 S1は4万円強(Creality公式販売店)と倍以上の価格差がありますが、強化された機能を見れば十分妥当で、今買うなら絶対にS1でしょう。でも、Ender-3で苦しめられた経験があるからこそS1の魅力が解ると思っています。
で、今年の抱負ですが、私の基本Ender-3をS1相当にまで引き上げてみようと思っています。品質向上と安定印刷を実現していきます。更に、このEnder-3を使って製品開発も行って世の中に受け入れられるような商品にまで仕上げていければと思っています。
これまでに作った作品で、公開できないようなものが多くありましたが、今後は少しでも紹介できるようにしていきます。

Ender-3 S1の魅力(基本のEnder-3から見て)

 もうすでにyoutube等でも紹介されていますが、Ender-3 S1の主な改良点は、

1.自動レベリング機能
2.デュアルZ軸採用
3.ダイレクトエクストルーダ採用
4.PCばね鋼プリントシート採用
5.組み立て易さ向上
6.モーター音の静音化(Ender-3 V2から搭載)
7.フィラメント検知センサー搭載(Ender-3 V2から搭載)
8.X軸Y軸ベルトテンショナー装備(Ender-3 V2から搭載)
9.カラー液晶パネル採用(Ender-3 V2から搭載)

と、もう涙が出るくらいうれしい機能が追加されています。特に注目すべきは、自動レベリング、デュアルZ軸、ダイレクトエクストルーダです。FDM方式3Dプリンター最大の難関はヒートベッドへの安定した定着でしょう。

 誰もが苦しむヒートベッドのレベル調整が簡単にできるようになれば、これから3Dプリンターを始めようとする方にとっても、容易に導入できます。更には、デュアルZ軸、静音化マザーボードも組み合わせて、スムーズなZ軸動作でレベル補正が実現できていると思われるので、ヒートベッドへの安定定着のみならず、積層品質も向上すると思われます。

 エクストルーダ部は次にトラブルの多い箇所で、これまで経験したノズル詰まりはほとんどテフロンチューブ先端箇所での不具合で、このチューブがなくなればかなりのトラブルが解消するばかりか、ノズルからのフィラメント吐出量の安定化が期待できます。

 上記以外にもフレーム構造として、Y軸のアルミフレームが2040フレームから4040フレームに変わったのでしょうか?剛性が増して安心感があります。また、フレームの溝にゴミなどが入らないようなカバーも追加されています。

 不満としては、Z軸フレームが2040のままのようです。せめて、根元部の補強ぐらいやってほしかったなぁ。

Ender-3解消できない不満

 新製品Ender-3 S1の新機能を指をくわえながら見つめていたのですが、今抱えている私の愛機(Ender-3)の問題を解消しきらず、アップグレードすることを決意しました。
 問題点はやはり、ヒートベッドのレベル調整です。

 厚さ5mm程のガラスベッドを使っていますが、どうやら平面が出ていないようです。感覚的に中央部が0.1mm程盛り上がっているため、どうしても最適の調整ができない。何度もレベリングしたり、狭いエリアで印刷するようにしたり、curaで第1層目を0.1mmに設定したりして、だましだまし印刷してきました。

 ベッドへの定着には、ネット上ではスティックのりを使うとかの書き込みが多くありますが、汚くなるので私は絶対したくありません。今はガラス表面はとにかく綺麗にすべきと確信しています。指で触ることも絶対NGで、中性洗剤で脱脂した後は、精製水で拭き上げるぐらいにしています。レベリングが良ければ良く着きます。


Ender-3アップグレード始めます

 まずは、今抱えている問題の解消を目指して、自動レベリング化をやっていきたいと思います。今現在Ender-3に入っているマザーボードはV4.2.2なので、自動レベリング化キッとだけでも動作はすると思います。しかしながら微妙な補正制御ができるのか不安です。なので、マザーボードも静音化ボード(v4.2.7)に換えることにしました。

 

アップグレード後の状況や感想は次の記事で報告していきます。