GGの挑戦

3Dプリンターライフを楽しんでいます

3Dプリンター(Ender-3)の不満を少し解消しました

Ender-3作業性の不満

 Ender-3を使われている多く方が次のような操作性の不満を感じていると思います。

microSDカードを挿入し辛い

・ベッドのレベリング調整ノブを回し辛い

更に感じることは、

・Y軸のレールやローラを清掃し辛い

・ベッド下の奥が配線などで清掃し辛い

・レベリング作業などで、Y軸を手動で動かす時に強化ガラスを止めているクリップを持つと、滑って外れそうになる。

これらのことを簡単に格安で解消する方法はないものかと思案し、遂に思い切って以下の変更を実行しました。

設置スペースをやや広くする必要あり

 次の改善変更を行うと、装置本体(Ender-3)左側に約150mm程度の空きスペースが必要です。

主な購入品

 近くのホームセンター、ダイソーで次のもの購入しました。(税込み価格)

・ゴムシート(100x100xt20mm) ---272円

・ゴムシート(100x100xt5mm)  ---107円

・シリコンゴム製鍋敷き     ---110円

これだけです。

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ゴムシート

製作品

 製作としては、ゴムシートをカッターナイフでカットしますが、t20mmゴムシートの幅40mmを4個、t5mmのゴムシートを▢40mmを1個そして、鍋敷き(シリコンゴム)10x30mm程度を2個作成します。

 また、操作パネルの台座を予め造形しておきます。自作ですが、単独で置けて安定した構造にしました。底面は小さなゴム足を張り付けています。

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変更後の状態

 まず、写真をご覧ください。

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変更後の外観

変更内容は次の通りです。
・コントロール基板のBOXを180度左側へ移動しました。

・電源BOXは取り外して、単独で置いてます。

・操作パネルも単独で置いています。

・配線引き回しは、各軸動作範囲にてストレスなく追従できるように、結束バンドで留め直しています。

・コントロール基板のファン噴き出し口が下向きで接地面に当たる対処として、装置全体を20mmのゴム板でかさ上げしました。

・元々操作パネルを固定していたアルミフレームの断面が丸見えになるので、t5mm厚のゴムシートを接着しました。

・コントロール基板BOXのパンチング穴が上面に出てしまうので、とりあえず簡単なカバーを付けました。(仮でちょっと不細工ですが・・)

なお、各ケーブルについては、元の長さのままで一切加工を加えていません。

(Y軸のリミットスイッチ用ケーブルがギリギリでしたが・・)

更に、強化ガラス固定用のクリップ安定化ですが、クリップの裏面に当たる所にシリコンゴムシートを挟みます。(矢印箇所)

この処理により、ヒータ面への傷防止効果もあり、一石二鳥です。

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ヒートベッドの手前底面

変更後の感想

 非常に旨く変更できたと思います。とにかく、ベッド下の作業(上記不満点参照)が格段にやり易くなりました!手が余裕でベッド下に入ります。

 microSDカードの抜き差しもやり易くなります。

制御系(電源、コントロール基板、操作パネル)と駆動系(メカ部品)が左右に分離でき、全体構成がスッキリと分り易く、トラブル時の原因発見にも有効と思います。

 また、強化ガラスクリップ部のちょっとした改善で、レベリング作業時や清掃時などその効果を実感できます。 

 

まとめ

 今回の変更は私として非常に気に入っています。今後はこの状態で造形を続けていき、また異変等あれば更新します。